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2015年10月

2015年10月24日 (土)

援助に代る「成果への対価」方式  Payment-for-performance program

米国のシンクタンクであるCGD(Center for Global Development)は途上国の開発の様々なイノベーションに取り組んでおり、情報源として大変面白いです。最近の注目すべきニュースはブラジルが森林減少に歯止めをかけたというもの。これは、ブラジル政府が森林資源の財産権に関するさまざまな政策を実施したことに加えて、住民に森林伐採に代わる代替的な所得源を確保するプログラムを実施したことによるものですが、これはノルウェイやドイツの資金的支援のもとに アマゾンファンドが資金を支出しました。これは森林伐採の削減の実績に対し資金を支出するという方式で行われたました。これは成果に対する支払いであって「援助ではない」とう説明をしています。記事が掲載されているWEBサイトです。CGDが提唱してきたCOD(Cash on Delivery)などの開発プログラムのイノベーションの一環です。CODについては4年前に私が学会報告をしましたが、反響は今一つでした。途上国支援の世界にもイノベーションは必要だと思います。

An amazing story. Brazil successfully cut deforestation rates by more than 80%, through funding by the Amazon Fund. It is not a traditional type of aid but a "payment-for-performance program" or performance contract. Norwegian and German governments supported the program.

2015年10月20日 (火)

超長期で見た中国とインドの生産シェア  A perspective over 2000 years on global production

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最近授業でよく説明する図です。アンガス・マディソンの「世界経済2000年史」のデータを使っています。産業革命までは中国・インドの生産シェアは世界の約半分。これはほぼ人口比と同じです。産業革命以降、資本=機械、燃料等の投入により日本を含む先進国が圧倒的な生産シェアを持つようになりましたが、産業化が行きわたった現在ではまた中国・インドのシェアが上昇しつつあります。中国の台頭を懸念する意見もありますが、本来のパワーバランスに戻りつつあると考えることもでいます。問題は、化石燃料(エネルギー)に依存した人間の社会全体がどこまで持続可能かです。

This is a chart showing share of production of China and India. Share of China(red) and India(Blue) was around 50% or more of the world production before the Industrial Revolution. It was almost equal to their share of global population. After the industrial revolution, a production share of western countries including Japan became dominant. It was thanks to mobilization of capital(money) and machinery and fuel money can afford. Now, industrialization is spreading over the globe and a power balances are returning to a default setting of the world. There is nothing we should worry about except a question whether this is sustainable or not. The Chart is drawn using data sets by Prof. Angus Madison.

2015年10月18日 (日)

ディワリ・イン・ヨコハマ Diwali in Yokohama 2015

दिवाली इन योकोहामा २०१५   ディワリ・イン・ヨコハマ 201Dsc_00815が10月17日、18日の両日横浜山下公園で開催されました。横浜市とムンバイ市の友好都市50周年記念でもあるようです。小規模なイベントですが、インドの文化や料理を楽しむことができます。主催者の説明では20万人が来るということでした。ディワリはインドの新年のお祭りです。因みにインドでは太陽暦の1月1日は平日です。ディワリの頃は、デリーなどのインド北部では暑さもおさまって快適な時期で、あちこちの芝生にテントが建てられて結婚式などが行われます。四半世紀前、インドにいたときのことを思い出しました。しかし、その当時に比べて日本でのインドのプレゼンスは大きくなっています。またインドでの日本のプレゼンスも同様です・これから、日本とインドのかけ橋となるような人材を育成しようと頑張っていますが、ゼミの応募者が少ないのは残念です。

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Diwali in Yokohama 2015 is taking place on 17th and 18th of October in Yamashita Park, Yokohama, commemorating 50th anniversary of the friendship agreement between Yokohama City and Mumbai City.

2015年10月 8日 (木)

Community Forests and memories of disasters 里山に残された災害の痕跡

私のImg2015100700391勤務する大学に隣接した茅ケ崎里山公園です。都市化が進む近郊では貴重な緑地帯です。秋は最も美しい季節です。一周30~60分。授業の合間に散歩してきました。地層が露出している箇所に説明があり、数万年前の箱根火山の噴火ではここまで火砕流が届いていたようです。自然を保存することは過去の災害の記録をとどめる意味もあります。

Community Forests, or "Satoyama" supplied fuel woods, herbs and other useful materials for traditional livelihood in premodern era. Some of "Satoyamas" are maintained as natural reserves in suburban areas. "Chigasaki Satoyama Park" is one of them. It is just 10 minutes walk from my university. The most beautiful season has arrived.

2015年10月 3日 (土)

Global Festa 2015  グローバルフェスタ2015

毎年恒例のグローバルフェスタが10月3日、4日の両日、新会場のお台場で開催されました。数多くのNGO、市民団体、政府機関が出展しています。最近国連が「持続可能な開発目標」を採択したこともあり、持続性をテーマにした展示も多くみられました。しかし、何よりも数千(数万?)の市民が集まってていることが重要です。最近、途上国のインフラ開発で日本が中国の後塵を拝していることが議論になっていますが、このグローバルフェスタを見れば日本の真の強さがどこにあるかわかります。それは国際協力を支える市民、特に学生を初めとする若い人の力です。 日本に希望を持てた一日でした。

Global Festa 2015 is taking plaDsc_0008ce on 3rd and 4th of October at Odaiba, Tokyo. Hundreds of NGOs, NGO, Civil Society Organizations and Government Institutions opened booths to present their roles and activitis. Thousand of citizens gather together to share information and knowledge. This shows a strengh of Japan's civil society for delivering supports for achieving the Sustainable Development Goals.

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