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2013年12月

2013年12月31日 (火)

安倍首相のオウンゴール

s安倍首相の靖国参拝は、私も驚天動地の出来事でした。しばらくは経済の3本の矢に専念するかと思っていましたが、まさかの展開でした。私も参加している言論NPOがステートメントを出してしますが、ほとんど全面的に私の意見とも一致しています。自民党の中にも安倍首相の行動にかなりの異論があったようですが、それが表面に出てこないことにも空恐ろしさを感じます。「関係各国の理解を求めていく」と安倍首相は行っていますが、そもそもこれまで相互に理解できなかったことがこの問題の出発点です。他者というのは常に自分の理解を超えた存在として立ちはだかります。そこを出発点に対話を試みるのがコミュニケーションの出発点です。

「これまで靖国参拝を自制してきたきたが中国や韓国との関係に改善が見られなかたではないか」と小泉元首相も維新の橋下共同代表も言っていますが、これには「参拝を自制したのでさらなる悪化が食い止められてきた」という可能性もあったわけです。「もしなにかがなかりせば」という「反事実的仮定(カウンターファクチュアル)」を想定することがロジカルな議論の出発点ですが、このような冷静な思考が追いやられ、ナショナリズムの感情だけが先走っていると思います。私は中国の拡張主義的な政策には反対ですが、すでに多くの論者が指摘しているように、これは日本の「オウンゴール」としか言うほかはないと思います。何回も書いてきていますが、私は自分の持ち場で、市民レベルでの対話とコミュニケーションに取り組んでいきたいと思います。

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